「Focus on」では、地域や企業・職域の立教会、クラブ・サークルなど、さまざまな「立教つながり」に焦点を当てて紹介します。今回取り上げるのは、2022年10月に発足した目黒立教会。30~40代の若手メンバーを中心に、世代を超えた和気あいあいとした交流の場が生まれています。設立に奔走した幹事長・青木英太さん(2014年経営学科卒)と、現会長の大石剛正さん(2007年社会学科卒)に、これまでの活動について伺いました。
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「地元に立教会を!」共通の思いで立ち上がった二人
目黒立教会は、発足4年目というフレッシュな会ですね。どのようなきっかけで作られたのでしょうか。
青木:理由はすごくシンプルです。僕自身が、とにかく立教大学と目黒が大好きだということです。もともとは「目黒には立教会がないな」と思いながら、お隣の世田谷立教会にお伺いし、活動していました。そこで改めて校友のつながりの大切さを実感しました。「こんなに素晴らしい会を、目黒でも作りたい!」と考えるようになって。
大石:私も大学卒業後、漠然と「そういえば地元、目黒には立教会がないな」と考えていました。社会人となってからは大阪・福岡を経て、目黒に戻りました。各地の校友諸先輩方に大変お世話になりましたので、そのご恩返しと思い、縁あって校友会の組織委員となりました。校友会担当職員の方に立教会の立ち上げについて相談をしたところ、「実は既に目黒で会を立ち上げようとしている青木英太という面白い男がいるよ」と教えてもらい、初めて青木さんにお会いしました。当時、青木さんは区議会議員でしたので、選挙公報などを通じて、こちらは一方的に【立教の後輩】として知っていましが(笑)。そういった背景から、一度会って話してみたいと思ったんです。
青木:初めてお会いして、ざっくばらんにお話しした時に、「目黒に立教のコミュニティーがないのは寂しいよね。ぜひつくりましょう!」とすぐに意気投合しました。そこから、知人や若手のメンバーに声をかけていって、一気に立ち上げまで駆け抜けました。

目黒立教会の運営について教えてください。年会費も名簿もないと伺いましたが、なぜこのスタイルに?
大石:名簿を作成すると個人情報管理が大変な世の中です。また、年会費を集めると運営側にさまざまな手間も発生しますし、まず行ってみようというハードルが上がるのではと考えました。
青木:なので、年会費はなし、情報発信のプラットフォームも「LINE公式アカウント」1本に絞りました。年に1度、校友会による立教会活動サポート制度を活用し、目黒区在住約1,600人の校友の皆さまへ懇親会のご案内を送付しています。そちらに「目黒立教会LINE公式アカウント」にアクセスできる大きな二次元コードを載せています。「懇親会の出欠はLINEアカウント経由でお願いします!」と、上手く登録していただけるような文面にしたところ、この作戦が功を奏し、約400人程度に登録いただいています。
大石:LINEなら、「とりあえず登録しておくか」と住所・名前・電話番号・年会費を提出するよりは気軽に受け止めていただけていると思います。双方向のコミュニケーションも電話やハガキよりスムーズです。会の運営は青木さんや私など、目黒に地縁のあるメンバーで行いますが、「目黒にご縁のある方ならどなたでもウェルカム」という考え方で活動しています。

「今、話題の人」を軸に、校友の輪を広げる
緩いつながりでも、懇親会は盛況とお聞きしました。イベントにはどういった方が登場したのでしょうか?
青木:2025年10月の懇親会では、ヘアアイロンやヘアドライヤーで有名な㈱KINUJOの上條亮太取締役社長、機能性パジャマ「BAKUNE」で知られる㈱TENTIALの南日政俊取締役執行役員COOを招いた「経営者対談」を実施しました。お二人とも立教に縁がある方なので、お声がけしました。


大石: 立教の諸先輩方にはレジェンドクラスの有名人がたくさんいらっしゃいますが、目黒立教会では「今、まさに勢いを増している方」にスポットを当てていこうと考えています。まだ世の中に広く知られていないけれど、実はすごい!という方を皆さんにご紹介する。目黒立教会にお越しいただいた方に「こんな人が身近にいたんだね」と新たな発見やつながりを得ていただけるような場を創っていきたいです。
青木:櫻井翔さんがアンバサダーを務めるような有名ブランドの役員が、実は立教卒で、今日、近所の集まりに参加しているというのが、特に若い世代にはリアルに感じられて、「この集まりに行けば、自分のキャリアに刺激をくれる人がいるかも」と感じていただけていると思います。
大石:前回の懇親会も90人近く参加者が集まり、41歳の私がちょうど中間層でした。現役学生や新卒1年目のルーキーを含め、20代の校友もたくさん来てくれました。大きなイベントは年に1回の懇親会のみ。それ以外の集まりは、不定期かつ小規模、いわば地元の楽しい飲み会です。自由が丘にある校友経営のクラフトビール店で飲み始めて、そのままみんなでハシゴ酒したり、地元のお店を開拓したり。緩く楽しい雰囲気で活動しているので、気軽に参加してもらえればうれしいです。

世代を超えた「リスペクト」があるから、若手も集える
若手が主体的に活動する一方で、50代~80代の諸先輩方も参加されているそうですね。
大石:僕らがいまこうして活動できているのは、間違いなくこれまで社会の第一線で「立教」の名を背負ってご尽力されてきた諸先輩方がいらっしゃるからです。だからこそ、懇親会では諸先輩方に感謝を直接お伝えしています。そうすると「実は若手と話してみたかった」「目黒に立教会を創ってくれてありがとう、がんばれよ!」と応援してくださります。
青木:心の底から諸先輩方をリスペクトしているという、その姿勢が伝わっているからこそ、先輩たちも「君たちに任せたよ、頼むぞ!」と笑顔で見守ってくださるのだと思います。
今後、目黒立教会をどのような場所にしていきたいですか。
青木:とにかく「継続すること」に尽きます。そのためには、やはり運営側も参加側も「負担に感じないこと」が一番。誰かが「こんなことやりたい」と言い出した時に、すぐに「いいね、やろうよ!」と言える柔軟な組織であり続けたいですね。
大石:懇親会には毎回80~90人くらいの方にご参加いただいていますが、この規模での開催をしっかりと継続していきたいです。それが一番難しいけれど、一番価値があることだと思っています。また、近隣立教会や他大学校友組織との交流、そして地元目黒をもっと知る機会の創出、そんな切り口で皆さんが集う場を創出し続けていきたいです。ちなみに、2026年の懇親会は、我が街目黒が古典落語「目黒のさんま」の舞台になっていることにフォーカスし、落語界の地元若手有力者&若手校友によるミニ講演会を企画中です。ぜひ、お楽しみに。
青木:地域立教会にこれから参加しようかなと迷っている若手校友の方には、「推し活」のような感覚で来ていただきたいです。ちょっと自分が関わることで会が面白くなるのを近くで見守る。そんな主体的な関わり方が、一番楽しめるコツだと思います。
大石:特に20代、30代の校友の皆さん、まずは全国どこでもいいので、身近な立教会を覗いてみてはいかがでしょうか。できることから始めてみてください。きっと素晴らしい縁に巡り合えると思います。目黒に縁がある方は、もちろん目黒立教会へ!

※校友会報vol.472に掲載した記事を再構成したものです。